季節のいきおいを丸ごとたべる
野菜料理のレシピ集、新装版で登場!
2005年の刊行以来ロング&ベストセラー料理本の新装版。メニューやレシピの内容は変わらず、紙製カバーにリニューアルしました。18種類の野菜をメインにした79レシピを収録。シンプルでおいしい、素朴で力強い、高山なおみさんの真髄がつまった、野菜料理の決定版です。
「野菜を触って表情を見る。匂いを嗅いで、生でかじってみる。野菜にぐっと近づくと、性格が分かって、愛着がわいてきます」(はじめにより)。
使用する食材は、どこでも手に入れられる野菜ばかり。それぞれの野菜に適した保存法も紹介し、野菜の葉っぱからしっぽまで、大事に丸ごと食べられる知恵が満載。旬の季節ごとにくり返し作って食べたくなる79のレシピ。「これさえあれば!」の台所にあると頼もしい一冊です。
◆高山なおみさんコメント
新装版になって、カバーが新しくなります。
私にとっても大切な『野菜だより』を、みなさまにまたお届けできるのがとても嬉しいです。
◇著者プロフィール
1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感から生まれた文章への評価も高い。2016年、東京・吉祥寺から、神戸・六甲へ住まいを移し、ひとり暮らしをはじめる。本を読み、自然にふれ、人とつながり、より深くものごとと向き合いながら、創作活動を続ける。日記エッセイや料理書を中心に、エッセイ、絵本など著書多数。
◇目次
はじめに/この本の使い方
じゃがいも
じゃがいものゆで方/つぶしたじゃがいもと香菜のサラダ/ポテトサラダ/マッシュポテト/ピリ辛新じゃが煮/新じゃがの鍋蒸し焼き/新じゃがのコロコロフライ/じゃがいもだけのグラタン
にんじん
にんじんのグラッセ風スープ/にんじんのピリ辛サラダ/丸ごとゆでにんじん/にんじんの白和え風
玉ねぎ
オニオンリング焼き/新玉ねぎの丸ごとスープ/新玉ねぎとクレソンのサラダ
ねぎ
長ねぎと豚ロースの甘辛焼き/長ねぎと香菜のサラダ/万能ねぎ、ちくわ、香菜炒め/長ねぎの炒め物/長ねぎと小町麩のグラタン/万能ねぎとにらのソーミンチャンプルー
キャベツ
たっぷりキャベツとソーセージの洋風みそ汁/春キャベツと油揚げのさっと煮/春のロールキャベツ/せん切り春キャベツの酢油かけ/キャベツと豚肉の鍋蒸し煮
かぶ
かぶのスープ(エスニック味・みそ味・塩、バター味)/かぶの厚切りサラダ/かぶの厚切り焼くだけ/かぶの葉とクレソンの塩おひたし/かぶの葉たっぷりのパスタ
青菜
春菊と水菜の韓国風あっさりサラダ/春菊のチヂミ/ほうれん草と魚肉ソーセージ炒め/小松菜とかぶの葉おひたし
もやし
もやしと鶏のみそバタースープ/もやしのねぎ塩和え/もやしのソース炒め/もやしチヂミ
夏野菜
トマトのエスニックスープ/冷やしトマト/トマト焼きごはん/オクラの網焼き/ベトナム風たたききゅうり/ピーマンの網焼き/枝豆と豆腐の和え物/オクラ、めかぶ、わかめのぬるぬる/とうもろこしのみそ汁/なすの塩もみ/シンプル焼きなす、なすのフライパン焼き/なすのくったりしょうゆ炒め煮/ゴーヤーと豚肉みそ炒め/ゴーヤーとひき肉のさらさらカレー/いんげんとゴーヤーのくたくた炒め煮ゆでじゃが添え
しいたけ
焼きしいたけの炊き込みごはん/しいたけフリット/しいたけとクレソンのパスタ/しいたけさっと焼き
里いも
里いもの薄味煮/里いもの押さえ焼き
れんこん
揚げれんこんの南蛮酢/れんこんのじりじり焼き/れんこんと豚バラのベトナム風煮込み
ごぼう
ゆでごぼうの辛子マヨネーズ/ごぼうと長ねぎの炒め物/ごぼうと鶏肉のスープ
大根
焼き大根のごろごろ煮/大根葉と豚肉の炒め物/大根葉ごはん/かわりふろふき大根
白菜
白菜とディルのおかかサラダ/白菜の鍋蒸し煮/白菜の芯のスティックサラダ
筍
たけのこ、豆腐、わかめの炊き合わせ/たけのこごはん
らっきょう
らっきょうのしょうゆ漬け、甘酢漬け
柚子
しっとり柚子ピール/柚子みそ/柚子ジャム
◆読者はがきから
この本を買って初めて作った料理は「ごぼうとれんこんのきんぴら」です。「れんこんのじりじり焼き」「長ねぎの炒め物」「万能ねぎ、ちくわ、香菜炒め」などとてもとてもおいしく何度も作りました。この本を買ってとても良かったです。
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この本が本屋さんで平置きされていて、嬉しくて胸に抱きしめてレジへ並びました。家に帰り、ビニールをはずしたらなんともかわいいしおりが挟まっていて、嬉しいサプライズになりました。
冷蔵庫に里いもがあるので、今晩は押さえ焼きを作ってみようかな。ずっと残っているナンプラーがあるので、しいたけフリットもいいかな。これからも、ずっとずっとなおみさんの本を楽しみにしています。
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