


2002年からの日記が本になり、シリーズ全体では25冊を超えたロングセラーのシリーズです。
神戸へ拠点を移した6度目の夏から冬、コロナ禍の2020年7月から12月の日記を収録しています。2019年7月に90歳になるお母様との別れを経験し、喪失感を抱えながらの日々。感想文と対談の『本と体』、料理本『自炊。何にしようか』、絵本『みそしるをつくる』の刊行をしている時期です。
恒例のアルバムや「スイセイごはん」を収録。
装画は当時小学2年生の友人の男の子が真摯に描いた生命力溢れる生きものの絵です。
◇著者プロフィール
高山なおみ
1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感から生まれた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。
◆読者はがきから
ずっと気になっていた”日々ごはん”シリーズ。迷っていたけれど、帯に「ひとつひとつ やっていこう」と書かれていたのを見て、私に必要なメッセージ!と思い家に迎えました。ひとつひとつ大切にページをめくっています。全シリーズ集めて、人生の糧にしようと決めました。他の本、レシピ本も好きです。いつもありがとうございます。
これからもお身体に気をつけて、優しい日々をおくられてください。
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悠篤くんの描いたカバー装画がとても素晴らしく、毎度装丁は素敵ですが、本を開く前から心がとても素直になれました。
料理人の夫との暮らしをきっかけに高山なおみさんのお料理本と出合い、レシピはもちろん、エッセイも楽しく拝読しています。
情報過多な日常から離れて、寝る前のひと時に「帰ってきた日々ごはん」シリーズを読むと、心が安まります。私は私でいいのだな、と再確認できます。
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