目に見えるものと見えないもの。
料理家、文筆家の高山なおみさんの日記エッセイ『帰ってきた 日々ごはん』シリーズ第13巻。2020年1月~6月の日記を収録。コロナ禍の下で日々、本作りや創作に打ち込み、北九州の旅へ。恒例の「アルバム」と「おまけレシピ」付き。
シリーズ累計20 万部を超える、高山なおみさんの人気日記エッセイ『帰ってきた日々ごはん』シリーズ第13巻。2002年からの日記が本になり、シリーズ全体では24冊を超えたロングセラーのシリーズ。神戸へ拠点を移した5度目の冬から春。2019年に90 歳になる母親との別れを経験し、喪失感を抱えながらも創作や料理に打ち込んでいく日々を綴る。恒例のアルバムや「スイセイごはん」も収録。装画は日記にも登場する絵本作家、山福朱実さんの生命力があふれる木彫画です。
*『日々ごはん』シリーズはすべて、本の上部がギザギザな、「天アンカット」仕様です
◆読者はがきから
『帰ってきた日々ごはん』シリーズは、⑬が3冊目です。その間に、『気ぬけごはん』『ご飯とおかずの本』「暮しの手帖」の高山さん等。なかでも『気ぬけごはん』は付箋だらけです。
「ある物で作る」、ここにひかれ、自然をまっすぐに受け止め(受け入れ)ている所にも、自分の身に置き換えて、考えています。
これからも素のままでの日々の様子を楽しみにしています。
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共感したのは、3月6日「あのころ、母はまだ生きていた。そして母も私も、レシートの中でまだあのころを生きている」という文章。
私は父の入院時(2015年セブンイレブンのレシート)最期一緒にわけて食べたチョコレート味のロールケーキ5切を思い出しました。今もレシートは残してあります。脳裏に父のほうばる姿があるのです。美味しそうに食べていました。
もう一つは6月20日「会えばすぐに、いつもの空気にすーっと包まれた」と中野さんの想いが記されています。「大切な養分」も素敵な言葉ですね。もっともっと、中野さんの事文章にしてください。こちらも幸せな気持ちになります。もちろん、MORISの方や、OperationTableの皆様など、優しく自由に、日々大切に生きておられる方々も素敵です。本の表紙も毎回美しいので、部屋にかざります。
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一人ぐらしなので、高山さんの本でパワーをいただいています。元気をなくさないように、日々の暮らしをコツコツ大切にやっていきます。
いつもありがとうございます!
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