地球はこんなに傷ついてるけど、
今からだっておそくない!
アート感覚で環境問題を学べるフランス児童書の日本語版。環境汚染や天然資源などの様々な問題をわかりやすく解説し、生活に役立つ行動をアドバイス。子供達が「世界」や「地球」を感じられ、グローバル思考に役立つ一冊です。
*小学4年生以上の学習漢字に総ルビ
◆推薦コメント
人間のいのちを育む母なる地球を守るために、何を考え、どう行動すればいいのか? フランスらしいエスプリとユーモアで楽しく深く綴ったこの本を、すべての学校と家庭のテーブルに置いておきたい。人口問題、地球温暖化、森林保護、絶滅危惧種、消費と幸せ、そしてエネルギー問題。むずかしくて大切なことを、洗練された言葉とうつくしいアートで伝える。読む人の脳を地球にやさしく変えてくれる、青空からの慈雨のような一冊。
茂木健一郎(脳科学者)
●はじめに
この本はもともとフランスの子どもたちに向けて書かれた本です。
国はちがっても、同じ“地球人”。環境問題は世界共通です。
ひとつの地球の中で「同じ問題」に直面していることを
感じてもらえたらうれしいです。
と同時に、フランスと日本で「こんなふうにちがうのか! 」
というところも、ぜひ楽しんでみてください。
日本でも役立つ本になるように、
フランスと日本で事情が大きくちがう部分については
ところどころ内容を日本向けに変えたり、
本の最後に説明を足したりしています。
読みながら、「自分が今いる場所でできること」も
考えてみてくださいね。
この本では紹介されていないすごい工夫の種が、
きっとみなさんの中にかくれているはずですよ!
翻訳者・服部雄一郎
◆目次
地球はこんなに傷ついてるけど…
今からだっておそくない!
1章 もしもし地球さん、最近どう?
人、人、人…/暑いぞ! /第一の強敵、環境汚染/森は泣いている/森を守るには?/絶滅危惧種をすくえ! /生き物たちの家がなくなる/海がピンチ!/理想の畑はどこ?/未来はどうなるの?
2章 家の中をもっとエコに
ごみ! /分別レベルをチェック! /水あっての命/電気も大事に/作る、直す/自然にやさしい庭しごと/お皿の上の話/ずっしり重い肉の問題/体にいい=地球にいい
3章 エコを考え、行動しよう
君の買い物はどのタイプ?/買いすぎはやめよう!/ものはへらす、幸せはふやす/服もエコに/環境にいい乗り物は?/自然エネルギー/みんなで考えていこう!/環境を守るお金の話/自然を守る仕事/知っておきたい環境団体/地球はみんなの手の中に
アクションに役立つウェブサイト/用語解説
◆読者はがきから
北海道で農家をしています。農場理念は「自然と共に生きる」です。服部さん訳の『土を育てる』を読みました。不耕起栽培を日本、北海道、十勝から普及、発展するべく、自分自身日々挑戦しています。
『みんなの地球を守るには?』では日々の暮らしの観点からとても分かりやすく書かれていて、言葉も優しく、平和的発信がとても好感をもてました。
一家に一つ、学校など教育機関にもぜひおいてもらい、これからの次世代に向けて希望の教科書となったら良いなと思いました。
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10年ほど前から海のごみひろいを夫とやっていますが、数年前からひろうだけでなく、ごみを出さない暮らしを自分たちもしなくてはいけないことにやっと気づき、生活を大改革。本やネットなどでも情報収集していますが、この本はこどもはもちろん大人にもぜひ読んでほしいとおもいました。そして、なにか具体的なアクションを起こすきっかけにしてほしい。
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SDGsの事を学びたい…と思い書店へ行きました。子供にも分かりやすく伝えたかったので子供向けの本棚から探し、見やすく分かりやすそうで乙女心くすぐるイラストが気に入り、本書を購入しました。
子供を夜寝かしつけて、ゆっくりと読み始めると、どんどん引きこまれるように一気に読破。環境に対する思いも、読む前と後でガラリと変わりました。自分の中でSDGsを取りくんでいた思いでいましたが、自分はまだまだ全然できていなかった!まだたくさんできることがあるじゃないか!と気づかされました。気づいたら、行動にうつす事が何より大切だと思いましたので、まず、家族、身近な友人、まわりの方へ伝えていこうと思います。
今度地域で集まる会があるので、この本をもとに内容を共有し、人にすすめていきたいと思います。この本との出会いに感謝します!
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