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大切な人に贈りたくなるアンデルセンの絵本
世界中で愛されているアンデルセン童話の名作『モミの木』が、マリメッコのデザイナーとしても活躍するサンナ・アンヌッカのイラストで絵本になりました。布貼りの表紙に金箔押しがほどこされている表紙をめくると、色鮮やかな物語の世界が広がります。自分で読むのはもちろん、大切な人への贈り物としても喜ばれる1冊です。
クリスマスにプレゼントしたい、美しいアンデルセンの童話。あまり日本で知られていないこの作品には、「今を楽しみなさい」というメッセージが大人の読者の心に響きます。イラストレーションはマリメッコのテキスタイルデザイナーとして活躍するサンナ。アンヌッカ。モダンで幻想的な絵がお話と共に想像力をかきたてます。人生の悲哀や不条理を読みやすい童話で表現したアンデルセン作品を、翻訳家の小宮氏が新しい訳でお届けします。
◇著者プロフィール
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
1805年デンマーク・オーデンセ生まれ。貧しい靴屋に生まれ、14歳でオペラ歌手を志しコペンハーゲンに行くも挫折。政治家の助けにより大学に入学し、哲学などを学んだ。その後、処女作の小説『即興詩人』を発表し名声を得ると、『みにくいあひるの子』『人魚姫』『マッチ売りの少女』など約160篇の童話を残した。生涯独身のまま70歳で亡くなり、その葬儀には、デンマークの王太子も参列した。
サンナ・アンヌッカ
1983年イギリス・ブライトン生まれ。ブライトン大学で絵を学び、ブライトンを拠点にしたテキスタイルデザイナー、イラストレーター。フィンランドのファッションブランドMarimekkoのデザイナーとしても活躍。幼少期から昔話やストーリーテリングに親しみ、夏に、母方の郷であるフィンランドの美しい森や湖がある村で過ごしていたことが創作の源となっている。『モミの木』が初の書籍となる。
小宮由
翻訳家・編集者。1974年東京生まれ。祖父はトルストイ文学の翻訳家・北御門二郎。幼少期を熊本で過ごし、大学卒業後、児童書出版社に勤務。その後留学を経て、児童書の翻訳に携わる。2004年より、東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。
◆読者はがきから
みんなの心の中に生きる、一度も泣かなかったかわいいモミの木さん、ありがとう!
「なんでぼくは、その時その時の喜びを感じてこなかったんだろう」
とっても大切な心だと…このごろすごく思います。絵本はいつも自分へのプレゼント。一生大切にします!
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本の色、形、デザインなどシックでなぜか北欧を思いましたが、サンナ・アンヌッカさんはマリメッコのデザイナーと知り「なるほど」と感心しました。表紙の布貼りの手触りもとても心地よく、アンデルセンのもつすばらしさととてもマッチしていると思います。
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