映画やバレエで人気の古典作品を、マリメッコデザイナーのイラスト&新訳で
チャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』の原作として知られる、1816年にドイツで発表された古典文学の新装版です。クリスマスプレゼントのくるみ割り人形が繰り広げる、不思議なお話。マリメッコのデザイナーとして活躍するサンナ・アンヌッカによる挿画が魅力です。
B5判変型・上製・布装・金箔押し
布貼り箔押し上製本、こだわりの装幀が人気の絵本シリーズ第3弾です。アンデルセンの『モミの木』、『雪の女王』に続く3作目は、クリスマスが舞台の『くるみ割り人形』。チャイコフスキーの名作バレエの原作として有名な古典ファンタジーを、翻訳家の小宮氏による新訳でお届けします。マリメッコデザイナーのサンナ・アンヌッカさんによるモダンで幻想的な絵が、お話と共に想像力をかきたてます。この作品は2018年末にディズニーによる実写映画の公開が決定しました。映画やバレエ、音楽で親しんだ方にこそ、ぜひこの物語を原作でもお楽しみいただきたいです。贈り物にもおすすめ。
◇著者プロフィール
E.T.A.ホフマン
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン はドイツの作家、作曲家、音楽評論家、画家、法律家。文学、音楽、絵画と多彩な分野で才能を発揮したが、現在では主に後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才として知られている。
サンナ・アンヌッカ
イギリス生まれ。父親はイギリス人、母親はフィンランド人。幼少期から昔話やストーリーテリングに親しみ、夏は森や湖が豊かなフィンランドの美しい村で過ごす。大学で絵を学び、フィンランドのファッションブランド「Marimekko(マリメッコ)」のデザイナーに抜擢。世界の伝統や文化を作品に取り入れ、柄の中に物語を織りなすことを大事にしている。現在は自らのブランドを立ち上げ、テキスタイルをはじめさまざまなデザイナーとして活躍。
小宮由(こみや・ゆう)
東京、国立市生まれ。幼少期を熊本で過ごし、大学卒業後、児童書版元に入社。その後留学を経て、児童書の翻訳に従事。2004年より、東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。「テディ・ロビンソン」シリーズ、『そんなときどうする?』『庭にたねをまこう!』(以上岩波書店)、『たまごってふしぎ』(講談社)、『やさしい大おとこ』(徳間書店)など訳書多数。祖父はトルストイ文学の翻訳家として知られる北御門二郎。
◆読者はがきから
とても素敵な作品でした。絵本で読んだことがあり、だいたいの内容は知っていたけど、今回もっと細かく詳細な部分まで読むことができ、嬉しいです。
幻想的なストーリーも楽しく、内容に合ったきらびやかでかわいらしい絵が、さらに本書の質を高めているように思いました。
「くるみ割り人形」ってこんな話だったんだ!と新たな発見もあり、良い読書でした。
ストーリー、デザイン、翻訳、どれも満足の一冊でした。
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装丁、絵、訳、全てが美しく読んで触れて飾りたい”絵本”です。アノニマ・スタジオさんの作品はどれもコレクションしたい、何冊も重ねて誰かに手渡したくなるものばかりです。特に今、布で製本された新書は少なく希少です。これから10年、20年後も読み語りできる本を集めています。金箔の押しもとてもいいです。見返しのデザインや文字組みもすべて…デザインも好きです。これからも繰り返し読みたくなる作品を届けてください。ありがとうございます。
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