



持ち前のユーモアと素直な心が魅力的なダッドリーくんを主人公にした児童文学。『がまくんとかえるくん』などで絶大な人気を誇るアーノルド・ローベルの挿絵があたたかい作品です。
人気の翻訳家・小宮由さんの訳が心地よい、情感豊かな物語。やさしい気持ちになれる名作の初邦訳作品です。
ダッドリーくんの赤い自転車に乗るおばあさんや、得意な笛をふいてくれる校長先生、毛がわの帽子をほしがる魔女など、いろいろな人と出会っておしゃべりをするダッドリーくん。この本の12のお話は、素朴ながらウイットにとんだダッドリーくんと彼らとのやりとりが、読者をあたたかい気持ちでつつみこんでくれます。アーノルド・ローベルの素晴らしい挿し絵が物語の世界観を引き立て、名作の翻訳を数多く手掛ける小宮由氏の日本語訳とともに、世界を奥深く感じられる作品です。ひとつひとつのお話が短いので、朝の読書時間の本におすすめ。大判で絵も楽しめるので、プレゼントにもぴったりです。
◆著者プロフィール
フィリップ・レスナー(1922-2005)
アメリカ・ニューヨーク生まれ。シカゴ大学、ニューヨーク市立大学などで学び、第二次世界大戦で陸軍に従事した。その後、ニューヨークで地下鉄の運転手を務めながら、ニューヨーク大学を卒業し、1959年に、出版社のハーパー&ブラザーズ社に入社。在籍中の1965年に本作を発表。この作品が人気を博し、歌やテレビ番組が作られた。その後、編集者をしながら絵本や児童書などを執筆した。邦訳作品に『にんげんって たいへんだね』がある。
アーノルド・ローベル(1933-1987)
アメリカ・ロサンゼルス生まれ。プラット・インスティテュートで学び、1961年、ハーパー&ブラザーズ社の編集者と知り合ったことがきっかけで『かえってきた さけ』の挿絵で、絵本作家としてデビュー。翌年には、文と絵の両方を手がけた『マスターさんとどうぶつえん』を発表する。1970年『ふたりはともだち』が誕生し、そのシリーズで絵本作家としての不動の地位を築き、54歳で亡くなるまで、100冊以上の作品を残した。
こみや ゆう(1974-)
東京生まれ。2004年より、東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。主な訳書に『イワンの馬鹿』『いろって なあに?』『キプリング童話集』『どうぶつたちのナンセンス絵本』『台所のメアリー・ポピンズ』(以上、アノニマ・スタジオ)『さかさ町』『しょうぼうしのくまさん』など。祖父は、トルストイ文学の翻訳家であり、良心的兵役拒否者である故・北御門二郎。
◆目次
ダッドリーくんと友だちのいない友だち
ダッドリーくんとおばあさん
ダッドリーくんとゾウ
ダッドリーくんと絵かき
ダッドリーくんとまじょ
ダッドリーくんとこいぬ
ダッドリーくんとおまわりさん
ダッドリーくんとアシダカグモ
ダッドリーくんと校長先生
ダッドリーくんとマジシャン
ダッドリーくんとルイーズ
ダッドリーくんとパパ
◆読者はがきから
わたしは小学校の2年生です。ダッドリーくんの12のおはなしも、とてもおもしろかったです。アーノルド・ローベルの作った絵本がとってもおもしろかったので、ほかのアーノルド・ローベルが作った絵本も、日本語にしてほしいです。
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アーノルド・ローベル!とひと目見て手に取りました。装丁もとてもおしゃれでいいですね。茶色よりの赤も素敵です。
私は読み聞かせを趣味としているので12のおはなしを全て声に出して読みました。子どもに聞かせるのに、絵もたっぷりあって、とてもいいお話ばかりでしたし、大人も楽しめます。この本に出会えて嬉しいです。
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5歳の孫に『ダッドリーくんの12のおはなし』みたいない体験をしてもらいたいなと思い、買い求めました。
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