益子の黒い森を越えると
光の差す丘がある。そこがスターネット。
栃木県益子。古くから陶芸の里として知られた町のはずれに、スターネットはある。レストラン、ギャラリー、工房……一言ではとても言い表すことができない、なぞめいた場所。みずみずしい視線が見つめた、スターネットにめぐる四季の物語。
レストランにギャラリー、ものづくり、服の工房、畑・・・。一言では言い表すことのできない、スターネットという謎めいた場所。そこに魅せられた一人のライターが、秋・冬・春・夏・そして再び秋、スターネットの一年を追いかけました。この本は、単にいいお店を紹介するものではありません。多くの人々が共感・注目しているスターネットの考え方そのものを、著者の目線を通して伝えているものです。丘に立つ奇跡のような場所、スターネットを是非知って下さい。
◆著者プロフィール
渡辺尚子
1968年東京生まれ。ライター、編集者。学生時代は舞台美術とフォークアートに興味を持ち、卒業後はお祭りと郷土文化が加わって、小さな旅を連ねる。出版社勤務を経てフリーランスとなり、「手から生まれるもの」をライフワークテーマに雑誌等で取材・執筆を続ける。