聞き書きと写真で綴る、
暮らしと工芸の「遠くて近い関係」
木工デザイナー・三谷龍二氏が、ゆかりの地である福井、京都、松本の暮らしの道具づくりや職人の手しごとを、作り手と生活者の二つの目線で探ります。暮らしを支える道具を作る職人たちの「いままで」と「これから」や、暮らしと工芸の「遠くて近い」関係とは――。
◆著者プロフィール
三谷龍二
木工デザイナー。1952年福井市に生まれ、その後大阪、京都を経て、松本へ。1981年長野県松本市に個人工房ペルソナスタジオを開設、複数の職人たちとの共同作業により木の器をつくる。毎日の食卓で使われる木の器を提案し、全国のギャラリーで個展を開いているほか、立体作品、平面作品も手がける。「クラフトフェアまつもと」の運営に当初より携わり、現代の暮らしと工芸のあり方を模索し続けている。