


「メアリー・ポピンズ」という名前を、聞いたことはあるけれど、お話は読んだことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。児童文学の定番であり、多くの読者が世界中にいるシリーズの主人公です。この本には、ファンの方であればより楽しめ、はじめて出会う人には「入門」になるようなお話の世界が1週間分に凝縮されています。そして一番の特徴は、メアリー・ポピンズのお料理ノート。子どもだけで出来る簡単なメニューから、大人もはじめて挑戦するようなイギリスの伝統料理、読むだけでもいろんな想像が膨らむレシピをお楽しみください。
お料理ノート目次
エンジェルケーキ/りんごの重ね焼き/アップルクランブル/アプリコットのピュレ/ベイクドカスタード/ビーフパティ/バタつきパンのプディング/にんじんのバター炒め/さくらんぼのパイ/セイリングケーキ/デーツブレッド/サラダ用ドレッシング/イースターケーキ/卵料理/魚のコロッケ/フレンチトースト/フルーツサラダ/星形のジンジャーブレッド/グリーンピースのバター和え/ハムとゆで卵のグラタン/ハニーバナナ/ハニーブレッド/アイリッシュ・シチュー/ジャムタルト/ケール(またはキャベツ)のバター和え/魚とごはんのクリームあえ(ケジャリー)/王様(または十二夜)のケーキ/ランカシャー・ホットポット/レモンプディング/レモンスフレ/焼きメレンゲ/パスタのバター和え/オートミールビスケット/じゃがいも料理/プディングの女王/ローストビーフ/ローストチキンとブレッドソース/羊飼いのパイ/ショートブレッド/紅茶のおいしいいれ方/ニジマスのムニエル/さかさまケーキ/仔牛のカツレツ/野菜のポタージュ/とてもプレーンなケーキ/クルミのケーキ/大人のためのチーズトースト/夕食のためのチーズトースト/キャンディキス/ヨークシャー・プディング/十二星座のケーキ
◆読者はがきから
登場人物しょうかいをよんでいるだけでも、おもしろいと感じました。
料理もすきだし、メアリー・ポピンズのお話もすきだったので、とてもお気にいりです。
(9才 女の子)
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全ページカラーでイラストがたくさんあって、とてもかわいくてよかったです★レシピもたくさん載っているので読むだけでも楽しいです。
メアリーたちがこんなものを食べていたんだなとイメージがつきやすくなりました。
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小さい頃、岩波書店から出ているメアリー・ポピンズシリーズを何度も繰り返し読みました。星形ジンジャービスケットを夜空に貼る場面や、笑いガスのせいで浮いたままお茶する場面など、今でもたくさん思い出すことができます。挿絵も好きでしたし、通りの名前やお料理の名前の響きから、見たことのないイギリスの風景を想像して楽しんでいました。
たまたまこの本のことを知り、そのようなことが思い出されて、すぐに購入しました。今まで想像するだけだったお料理がレシピになっていて、どれもおいしそうでわくわくします。紅茶を入れるときはいつも「おいしい紅茶を入れられるのは特別な才能です」とつぶやいています。
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